在庫&工程管理システム(IoT+クラウド化)
在庫+工程管理ソフトウエアを、IoT化対応ができるように、クラウド化しました。
当社で製造した従来システム(繊維企業向け)のスムーズなクラウド移行が可能です。今回繊維以外の製造業(金型・機械)の方々も一般的にご利用いただけるようにしています。
機材について
データサーバーは咲和惟の社内です。
バックアップ設備(電源+ディスク)を備え、1Gの光回線でインターネットに接続しています。
・エンタープライズサーバー(HPE社製) CPU: Xeon 24GB ECCメモリ
・仮想化基盤の上に、WindowsServer(64bit) と DebianLinux(64bit) を置いています。(Windowsでしか動かないDLL等も大抵は動作できます)
・データベース Firebird 2.5/3.0を採用 (64bit版)しています。
・データディスク:リアルタイムに社内の2つのディスクに書き込み、1日1回、契約先のインターネットストレージサービスへ暗号化の上、複製
既存ユーザーの皆様へ
インターネットでアクセスするようになるため、WEBページのように、大量の表示データにはタイムラグがあるケースがあります。お試しいただいて問題ないようでしたら、移行をご検討下さい。
移行を強制するわけではありませんが、お客様で運用しているハードディスクが不調になっても分からないため、放置してしまったケースがありました。データ保守の観点からは、今後推奨いたします。
クラウドの利点
利点としては、現場での操作用に、WEBインターフェースを備えていますので、スマホでも入出庫が行えますし、他の工場などとの連携が簡単です。
お客様でWindowsServerやデータ保護のRAIDなどの機材を当システムのために使われている方々は、今後は不要になります。(データやディスクの監視、メンテナンス等は当社でおこないます。)
ご注意
・当面の間、夜間(23:00~5:00) 、および、指定日はメンテナンスのため、停止することがあります。( 予定日時については、契約企業様と調整の上、決定します。 )
災害への備えと、今後について
当社のサーバールームが火災や水没等することがあれば、火災当日前日のデータにから運用されます。当社は周辺地域より10m以上高い坂の上にあります。地盤は元々小高い山だったため、強固な岩盤です。サーバールームは鉄骨2Fに設置されています。ハザードマップからは、水没することは「まずありえない地区」になっていますし、保険会社様からは、地震などでも倒壊する恐れは極めて低い建物、という診断となりました。
とはいいましても、今後、何等かの災害がおきることを考慮すると、遠方の県外に1か所、バックアップを兼ねた分散拠点を作りたい、と思っています。
当社で制作しているシステム(ハードウエアやソフトウエア、バックアップなど)は、そのようなことがやりやすいものを選定して構築しています。