「咲」

本日は、11/23日、「にいなめ祭」です。感謝のお祭りです。

おなじような感謝のお祭りのひとつに、三枝祭(さいくさのまつり)があります。

咲和惟の「咲」は、私の苗字「三枝」からつけたのですが、そのことを紹介させていただきます。

苗字は、サエグサと呼びます。パソコンやスマホで最初に変換してくれます。

三枝という姓は、関西、甲信越に、ときどきある名前のようです。

サイェグサ、と古い人は読んだようです。イェーイ、、みたいな読み感でしょうか!

歴史的なものをひもといてみると・・

815年の「新撰姓氏録」に、「三枝部連」「三枝部造」などに、姓としての源流をみることができ、それによると、アマツヒコネという神様がこの氏族の祖先ということになっているようです。この三枝氏族は、いろんなものを伝えるために紙に書いたり、カレンダーづくりをしたり、神様の儀式のお手伝いや、紙で神殿の装飾、場を清める境界の作成など、紙と関係のある氏族のようです。

また、三枝祭は、大宝元年(701年)に書かれた「大宝令」に国家の祭祀であるとあり、現在は、奈良県の率川(いさがわ)神社のゆりまつりに、その昔の儀式の面影を今に伝えています。立派なお祭りで、家族で参加・参拝させて頂きました。

三枝=3つの枝は、和紙の原料でもあるミツマタをあらわしているそうです。ミツマタは、春を告げる「花咲く、先草」であることから、さいぐさとも呼ばれます。

万葉集に、「三枝の<サキクサノ>」、とはいる歌があります。三枝は、「咲」から、「幸」を導く枕言葉ということです。

「春されば、まづ三枝(さきくさ)の、幸(さき)くあらば、後(のち)にも逢はむ、な恋ひそ我妹(わぎも)」(柿本人麻呂歌集)

私の家自体は、たいそうな由緒もゆかりもありませんが、三枝祭(ゆりまつり)のように、まわりのいろんな人々の花が咲き、自分も美しく咲いていけたらいいな、と思い、「咲」を私の会社・仕事の名前として、つけました。

七重八重に、いろんな意味を重ねあわせていきたい、と思っています。