体験をデザインすること

デザインやAI、ITの界隈では、みんな大好き、Pythonの話なんですが・・

「kennethreitz」さんは、responder  という「Flask」に似た感じの「端的記述型の軽量WEBフレームワーク」を開発しています。

彼のrequestsモジュールには、たくさんお世話になっています。Python好きないろんな人の話にもあがってくることが多い気がします。彼のresponderは、(おそらく)自身のFlaskの体験と、Falconの体験、そして、最近の非同期処理をとりこんで「体験したもののいいとこどりのデザイン」したもので、よりよい体験を編集して「我々」に提供してくれている、(のではないかな?) と考えることができます。

複雑に絡み合うソフトウエア・システムにおいて、それが、なぜ可能なのか、というと、Pythonだから、ということも大きいかも。

そういう体験を提供してくれる「kennethreitz」さんのプロジェクトは、使ってみたくなりますが、モノを買うのも、似たところがあるのかもしれません。

プロダクトというよりも、「快適さを提供してくれるキーパーソン」を、信頼しているのだと思います。

何かデザインされたモノを買うときは、自分にあった体験になるよう、多数のものを調整してくれているデザイナーさんの「考え」とか「センス」を信頼している、といえるかもしれません。