フィリピンで英語学習
動機:
メールで読み書きもできるし、英語は得意だろう・・と自分では思い込んでいましたが、昨年は海外の方と直接話し合う機会が多いタスクがあり、ヒアリングや会話に課題があったので、なんとかしたいと思っていました。
準備:
年末年始を挟んで、会社と仕事をあけても問題がでないよう、リモートワークの準備をしました。ネットワーク機器や設定が数年前のものだったので、セキュリティ、クラウド、VPNを新しく見直したり、機器の更新や設定を直しました。会社で契約しているサーバが「海外IPからは管理アクセスがはねられる」ので、フィリピン学校のWIFI(海外IP)から社内に暗号化したトンネルでセキュア接続し、社内のネットワークに一旦はいってインターネットに出る(サーバの管理アクセスにはいる)、という構成を取りました。(結果としては、学校のWIFIの帯域が夜は一杯になようで、早朝しか仕事にはなりませんでした・・)
学校:
最初の日にテストがありました。レベル分けでは、上のクラスのようでしたが、自分の傾向をみてみると、
- 高い:文章を読む
- そこそこ:文章を書く
- 比較的低い:話を聞いて理解する、話す
でした。日本人には典型的なバラツキのようです。
現地の学校では、7コマ(50分 x 7)の英語授業と、60分のワークアウト(サーキットトレーニング)が設定されていました。
自主的に出来る選択制のグループレッスン(2H)や、早朝に使えるトレーニングルームが提供されていて、積極的に利用しました。
学校と寮には、まったくテレビやラジオが無かったです。おかげで無意識に入り込む日本語をシャットアウトでき、海外の方々ともお話しする機会が持てました。
学校は、宿舎、食事など移動することなく、同じ建物内ですべて完結できました。勉強する時間も沢山確保できました。他の学校については分かりませんが、今回の目的に合致していて、とてもよかったと思いました。
英語:
授業の予習はまったくしませんでした。ただ、復習は完璧にしました。
毎朝のボキャブラリテストというものがあって、10問中、8~10でしたので、間違えたもの、分からなかったものは、休み時間に完全に覚えるようにしました。
自分にとっては意味希薄な授業が2コマあったので、1つはカラン、1つはビジネスイングリッシュに変更してもらいました。
ビジネス英語のクラスは、そこそこ分からない部分も多くあり、ノートで復習しました。
カランは1日2コマになり、エキサイティングでした。先生の後、ではなく、先生の声に被せる、同時発音する、に集中しました。耳や口の神経と、それに直結する頭の部分を鍛える、感じでした。聞く、話すことについてはそれが一番でした。
カランでは、話の主語と述語を頭に叩き込む「場所」をつくって、他のフレーズを聞く、正しく返事する、それがコツでした。
英語の冒頭(S+V)を保持できなくては長い説明を理解したり、その後の返事することができません。
Are you @@ ? なら I am, Did you @@ なら I did というふうになりますが、長い文では、Areだったのか、Doだったのか、忘れてしまうと返事も聞き返すことも出来なくなります。
トレーニング+英語の疲れで頭がぼんやりとする日などもありましたが、なんとか全出席と卒業証書をもらえました。
英語学習のセミナー
卒業の日に校長氏とCEO氏の英語学習方法のセミナーがありました。
賛成・納得できるところ
自分ごとの英語を掘り下げていくこと
賛成できないところ
はやく言うこと
⇒ はやく言うのは、日本人的には、英語が出来るように聞こえます、ただ、その辺が目的とするには部分的に違和感を感じました。
私の仕事も関係するかもしれませんが、言葉はわかっても相手のいう意味・意図が分からなければ、説明してもらう、自分の話すときも、言葉よりも意図をよくよく説明する必要があります。
早口というのは、あまりメリットがなくて、少し間をおいて相手の反応を見たり、自分も反応しながら、進めたほうが良い結果にはなります。
頭が良く思われるより、お互いの納得や誠実さを積み上げたり、笑顔や顔色を確認していけるペースが、自分が使いたい英語と、会話のリズムをもうちょっと極めると良さそうだなぁ、と確信できました。
あと、学校のカリキュラムはホドホドに、自分のやりたいことを先生に言ってみてもらう、という方法もフィリピン(なのかこの学校なのか不明ですが)では受け入れてもらえるので良いです。
英語も日本語も、人それぞれ様々です。
自分が良いとするもの、自分が求めていた英語がどういうものなのか、最終日のセミナーで良く分かりました。
最後に
カランの3週間のお蔭で、英語でかなりスムーズに受け答えが出来るようになりました。いろんな人(世代、国籍、etc)と話しができ、英語のほかに多くのことを学び、体験でき、友人もできました。お仕事以外の事は別の機会に、書いていけたらと思いますが、英語やフィリピンに興味がありましたら、話を振ってみてくださいね。
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